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IT導入補助金・基本解説

IT補助金2025とは?対象・申請枠・補助額をわかりやすく解説

梶原 誠一 / 更新:2026-06-24
IT補助金2025とは?対象・申請枠・補助額をわかりやすく解説
「2025年のIT補助金って、結局いくらもらえて、何に使えるのか」——相談に来る経営者の多くが、ここでつまずきます。結論から言うと、2025年度のIT導入補助金は通常枠で最大450万円、補助率は原則1/2、最低賃金近傍の事業者なら2/3まで上がります。私が現場で見てきた採択のリアルも含めて、要点を先に整理します。
  • 2025年度のIT導入補助金は通常枠で最大450万円まで補助される。
  • 補助率は原則1/2、最低賃金近傍の事業者は2/3に拡大される。
  • インボイス枠(インボイス対応類型)は小規模事業者で最大4/5の補助率。
  • 申請にはGビズIDプライムの取得とSECURITY ACTION宣言が必須。
  • 2026年度から名称が「デジタル化・AI導入補助金」に変わるが、2025年度は従来の枠組み。

it補助金2025の結論

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2025年度のIT導入補助金は、中小企業・小規模事業者が業務効率化のためのITツールを導入する費用を、国が最大450万円まで補助する制度です。

正式名称は「サービス等生産性向上IT導入支援事業補助金2025」。長いので、現場では誰も正式名称で呼びません。

私が申請支援をしていて2025年度で一番大きいと感じた変更は、最低賃金近傍の事業者の補助率が1/2から2/3へ引き上げられた点です。賃上げに苦しむ小規模事業者にとっては、この差はかなり効きます。

2025年度は補助率の優遇(最低賃金近傍で2/3)と、導入後の「活用支援」が新たに対象になった年です。ツールを入れて終わりにしない設計に変わりました。

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2025年度で押さえておくべき最大のニュースは、2026年度から制度名が「デジタル化・AI導入補助金」へ変わることです。

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ただ誤解しないでほしいのは、2025年度はあくまで従来のIT導入補助金の枠組みで動いていたという点。AI特化の枠ではありません。

名称変更にあわせて、2026年度は「2回以上申請する場合に3年計画の策定が必要」など要件が追加されています。2025年度に申請した事業者と、これから先の制度は条件が違うので、年度をまたいで情報を混ぜないことが大事です。

中小企業・小規模事業者等のみなさま Small and Medium Enterprises

この補助金の主役は、ITツールを導入する側の中小企業・小規模事業者です。

自社だけで申請を完結できないのが、この制度の特徴です。導入するITツールは、事務局に登録された「IT導入支援事業者(ITベンダー)」が提供するものに限られます。

つまり、企業側(あなた)とベンダーが二人三脚で申請する建て付けです。私の経験上、ベンダー選びの段階で採択の行方の半分は決まっていると感じます。慣れたベンダーは申請書類の作り込みが違います。

初めての方

【IT導入補助金】2025年の事前準備が超簡単になりました!【最新情報】
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初めて申請する方が最初にやるべきは、GビズIDプライムの取得とSECURITY ACTIONの宣言です。

GビズIDプライムは、行政の電子申請に使う共通アカウント。発行に時間がかかる時期があるので、申請を考え始めた日に取りに行ってちょうどいいくらいです。

SECURITY ACTIONは「情報セキュリティ対策に取り組みます」という自己宣言。これも申請の必須条件です。どちらも費用はかかりませんが、後回しにして締切直前に慌てる人を毎年見ます。

GビズIDプライムは取得まで日数がかかることがあります。申請を検討した時点で、まず先に動いてください。ここで詰まると間に合いません。

デジタル化・AI導入補助金 (旧:IT導入補助金)制度概要

制度の核は、労働生産性の向上に役立つITツールの導入費を、国が一部負担することにあります。

デジタル化・AI導入補助金 (旧:IT導入補助金)制度概要

対象になるのは、ソフトウェアの購入費とクラウド利用料(最大2年分)が必須経費です。

2025年度から新しく加わったのが「活用支援」。導入後の運用サポートにかかる費用も補助対象になりました。ツールを入れたものの使いこなせず放置、という失敗を制度側も意識した形です。

オプションとしては、機能拡張、データ連携ツール、セキュリティ導入関連費も対象に含められます。

申請の対象となる方

対象は、日本国内で事業を営む中小企業・小規模事業者等です。

ただし枠によって要件が変わります。特に通常枠の上位パターン(150万円~450万円)は、従業員の賃上げ目標計画の実行が必須要件です。

逆に、150万円未満の枠(業務プロセスを1種類以上もつソフト)では、賃上げ計画は必須ではありません。ここを混同して「賃上げが怖いから申請をやめる」と言う相談者がいますが、小さい枠なら賃上げ計画は要らないんです。

通常枠の2パターンと主な要件
パターン業務プロセス数補助額賃上げ計画
小さい枠1種類以上5万円~150万円未満必須ではない
大きい枠4種類以上150万円~450万円以下実行が必須

申請枠・申請類型

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2025年度の申請枠は、通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠・複数社連携IT導入枠に分かれます。

補助率と上限額は枠ごとに大きく違います。下の表で整理します。

2025年度IT導入補助金 主な枠の補助率・上限
補助率補助額の上限
通常枠原則1/2(最低賃金近傍は2/3)最大450万円
インボイス枠(インボイス対応類型)50万円以下の部分は最大4/5、超過分は2/3最大450万円
セキュリティ対策推進枠最大2/3最大150万円

インボイス枠の補助率は誤解されがちです。小規模事業者で最大4/5(80%)と聞くと太っ腹に見えますが、その高い率が効くのは補助額のうち50万円以下の部分だけ。50万円を超える部分は一律2/3になります。

セキュリティ対策推進枠は、補助額の上限が従来の100万円から150万円へ増額されました。サイバー対策の予算が組みやすくなった点は、私は素直に評価しています。

補助金シミュレーター

自分のケースでいくら戻るかは、補助率と補助額上限の組み合わせで簡単に試算できます。

補助金シミュレーター

例として、私が相談を受けた小規模事業者のケースで計算してみます。インボイス枠で会計ソフト関連に総額90万円を投じる前提です。

50万円以下の部分(50万円)は補助率4/5で40万円。残りの40万円は補助率2/3で約26.6万円。合計で約66.6万円が補助される計算です。

インボイス枠は「50万円の壁」で補助率が切り替わります。90万円投資でも全額に4/5がかかるわけではない——ここを知らずに資金計画を立てると、自己負担が想定より増えます。

ITツール活用事例

補助対象になるのは、業務プロセスを実際に効率化するソフトウェアです。

2025年度の補助対象費用は、ソフトウェア購入費とクラウド利用料(最大2年分)が必須。これにオプションで機能拡張やデータ連携、そして導入後の活用支援が乗ります。

私の支援先で多いのは、受発注ソフトと会計ソフトの組み合わせ。インボイス枠だと、会計・受発注・決済のソフトに加えて、パソコンなどのハードウェアも対象に入る点が大きいです。

正直に言うと、流行りだからとAI機能だけを目当てに高額ツールを入れるのは、2025年度では勧めません。あくまで自社の業務プロセスが何種類改善するか、そこから逆算したほうが採択にも実利にもつながります。

ITツール検索

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導入できるITツールは、事務局に登録されたものに限られます。自由に選べるわけではありません。

通常枠の大きいパターン(150万円~450万円)で申請するなら、4種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアが必要です。

ここで現場の注意点を一つ。「業務プロセス4種類」を満たすために機能を寄せ集めても、実際に使わないなら意味がありません。私は、使う機能から逆にツールを探すようアドバイスしています。

これから申請を行う方

申請の流れは、準備手続き→交付申請→交付決定→ツール導入→事業実績報告、の順で進みます。

これから申請を行う方

2025年度の交付申請は、おおむね2025年4月から11月頃にかけて複数回に分けて募集されました。年度後半には2025年度事業は終了しています。

最初にやることは、繰り返しになりますがGビズIDプライムの取得とSECURITY ACTION宣言、そしてIT導入支援事業者の選定です。

私が10年以上この現場にいて言えるのは、交付決定の前にツールを契約・支払いしてしまうと補助対象外になるということ。フライング発注は毎年の事故の定番です。決定通知を受けてから動いてください。

交付決定より前の発注・契約・支払いは補助対象外になります。「先に契約しておこう」が一番危険です。順番を守ってください。

よくある質問

相談現場でよく聞かれる質問を、要点だけまとめます。

よくある質問

it補助金2025とは?
中小企業・小規模事業者が業務効率化のためのITツール(ソフトウェアやクラウドサービス等)を導入する費用を、国が一部補助する制度です。2025年度は通常枠で最大450万円、補助率は原則1/2です。
it補助金2025の費用は?
補助の上限は枠によって異なり、通常枠は最大450万円、セキュリティ対策推進枠は最大150万円です。補助率は通常枠で原則1/2、最低賃金近傍の事業者は2/3、インボイス枠は50万円以下の部分で最大4/5になります。
it補助金2025の始め方は?
まずGビズIDプライムを取得し、SECURITY ACTIONを宣言します。次に事務局に登録されたIT導入支援事業者を選び、導入するITツールを決めたうえで交付申請を行います。交付決定の通知を受けてから契約・発注してください。

制度は年度で細かく変わります。最新の公募要領は必ず公式の概要資料で確認してから動くのが、遠回りに見えて一番早いです。

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梶原 誠一

梶原 誠一

行政書士(中小企業支援・補助金申請専門) ・ IT導入補助金・ものづくり補助金の申請支援実績100件以上

中小企業向けの補助金申請支援を専門とする行政書士として、ものづくり補助金やIT導入補助金の申請現場に10年以上関わってきた。制度の建前ではなく「実際に採択されるか」「本当に使える制度か」を軸に情報を届けることを大切にしている。

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中小企業向けの補助金申請支援を専門とする行政書士として、ものづくり補助金やIT導入補助金の申請現場に10年以上関わってきた。制度の建前ではなく「実際に採択されるか」「本当に使える制

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